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公的研究費の不正使用防止等に関する取組み

共同研究2018年度

多文化間交渉における『あいだ』の研究

研究域
基幹共同研究

 「責任」はresponsibility、Verantwortlichkeitなどの欧米語の訳語として定着している。「責任を負う」という日本語表現は、外からの要請に対して受け身で「負う」という文脈を想定させ、「責任がある」というと、なにか道義的に責めを負うという印象を伴う。ところがTake responsibilityという英語は、あくまでも主体が積極的に責任を取るassumeするという態度を前提とする。一例にすぎないが、同様に、欧米語では主体の能動的な働きかけとして理解される行為が、日本語では受動の対応へと置換される場合が多く見受けられる。行政作文で主語を省略して受動態を多く用いる日本語表現法が、責任の放棄と短絡されて外交的な誤解を招く場合から、「おもて」と「うら」の関係がpositive vs. negativeの対へと欧語に訳されて変質を遂げる場合まで、類例は枚挙に暇がない。本研究ではこれらの具体的事例を出発点に、比較言語学・比較文化論としてではなく、ひろく文化事象の翻訳に伴う情報変質、文化伝達媒体の母胎や型板の設定、主導権闘争の様相を検討したい。
(以下の研究組織は2018年8月9日時点のものです)

研究代表者 稲賀 繁美 国際日本文化研究センター・教授
共同研究員 榎本 渉 国際日本文化研究センター・准教授
Frederik CRYNS 国際日本文化研究センター・准教授
石川 肇 国際日本文化研究センター・助教
春藤 献一 総合研究大学院大学・大学院生
片岡 真伊 総合研究大学院大学・大学院生
古川 綾子 国際日本文化研究センター・助教
根川 幸男 国際日本文化研究センター・機関研究員
君島 彩子 総合研究大学院大学・大学院生
Cecile LALY 国際日本文化研究センター・外来研究員
杉田 智美 国際日本文化研究センター・事務補佐員
飯窪 秀樹 国際日本文化研究センター・客員准教授
鵜戸 聡 鹿児島大学法文学部人文学科・准教授
江口 久美 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター・助教
大西 宏志 京都造形芸術大学・教授
岡本 光博 美術家
小川 さやか 立命館大学大学院先端総合学術研究科・准教授
隠岐 さや香 名古屋大学経済学部・教授
小倉 紀蔵 京都大学大学院人間・環境学研究科・教授
金子 務 大阪府立大学名誉教授
九里 文子 (宗)鹿嶋神社・神職
鞍田 崇 明治大学理工学部 ・准教授
近藤 高弘  美術作家
申 昌浩 京都精華大学人文学部 総合人文学科・教授
鈴木 洋仁 事業構想大学院大学・准教授
莊 千慧 大阪大学文学研究科・特任助教
滝澤 修身 長崎純心大学人文学部・教授
武内 恵美子  京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター・准教授
竹村 民郎 元大阪産業大学教授
多田 伊織 大阪府立大学・客員研究員
千葉 慶 明治大学・非常勤講師
Terenguto Aitoru 北海学園大学人文学部・教授
戸矢 理衣奈 東京大学大学院総合文化研究科・特任講師
中村 和恵 明治大学法学部・教授
長門 洋平 京都外国語大学・非常勤講師
西原 大輔 広島大学大学院教育学研究科・教授
二村 淳子 鹿児島大学教育センター・講師
朴 美貞 京都大学国際高等教育院・非常勤講師
橋本 順光 大阪大学大学院文学研究科・准教授
平松 秀樹 大阪大学外国語学部・非常勤講師
平芳 幸浩 京都工芸繊維大学美術工芸資料館・准教授
藤原 貞朗 茨城大学人文社会科学部・教授
Helena Čapková 早稲田大学国際学術院国際教養学部・非常勤講師
堀 まどか 大阪市立大学大学院文学研究科・准教授
松嶋 健 広島大学 大学院社会科学研究科・准教授
三原 芳秋 一橋大学大学院言語社会研究科・准教授
Larking, Matthew 同志社女子大学・非常勤講師
山本 麻友美 京都芸術センター・チーフプログラム・ディレクター
村中 由美子 白百合女子大学文学部・講師
林 久美子
森 洋久 東京大学総合研究博物館・准教授
今泉 宜子 明治神宮国際神道文化研究所・主任研究員
林 洋子 文化庁芸術文化課・芸術文化調査官
宮崎 康子 広島修道大学人文学部・准教授
海外共同研究員 Dennitza GABRAKOVA Victoria University of Wellington・Senior Lecturer
近藤 貴子 Leiden University・大学院生
Mitsuyo Delcourt-Itonaga 通訳・翻訳者